中国出張マニュアル

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zoom RSS 反日感情 番外編

<<   作成日時 : 2005/03/30 23:58   >>

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アサヒビールの元役員(現名誉顧問)が、「新しい歴史教科書をつくる会」に関係していることから、長春でアサヒビールのボイコットが起こっているそうです。

アサヒビールは、中国の北京、青島、煙台、杭州、泉州等のビール会社と提携し、それぞれの地ビールと、アサヒブランドのビールを製造販売しています。
元役員は「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者で、同会の会報に「靖国神社に参拝しない政治家は、政治を担当する資格がない」という内容の文章を掲載したそうで、そのあたりがボイコットにつながったようです。
中国のアサヒビールでお仕事をされている方は、本当にお気の毒だと思います。一生懸命仕事をしているというのに、こんなことで影響を受けてしまうなんて。悪いイメージは一瞬でつきますが、それを払拭するのは容易なことではありません。
反日感情 4 http://zhongguo-chuchai.at.webry.info/200503/article_2.htmlで、ある電器メーカーの幹部の靖国関係の発言が、真偽がハッキリしない状況でネット掲示板のネタになっていることを紹介しましたが、今回の件は、具体的な発言者名と、その出所がハッキリしているので、単なる誤解とかデマでは済まない話です。
「新しい歴史教科書をつくる会」のホームページには、賛同者リストが載っていて、その賛同者が属している他の企業も今回槍玉にあがっています。

私自身、中国出張をする直前に、首相が靖国神社を参拝してしまった、という経験が数回ありました。かなりの中国側要人も関係するような仕事でしたが、首相の参拝は、全く別次元のこととして、特に影響はありませんでした。
しかし、今回の場合は企業の要人として名前が特定されているので、その企業に対する風当たりが強くなるのは当然です。
この元役員も完全に引退してから持論を展開するのなら本人の勝手ですが、まだ名誉顧問という肩書きで会社と関係を持っていて、しかもその肩書きで発言をする(上記の賛同者リストでも、名誉顧問の肩書きが載っています)のであれば、日中間の問題に関わらず、一般論として会社の事業への影響も考えるべきでしょう。あまりにも配慮に欠けることだと思います。
大きな企業ほど、付き合いで様々な団体の会員になっていることが多いと思います。中国がらみの仕事をするにあたり、自分の仕事が影響を受けるような団体の会員に、勤務先がなっていないか確認をしておく必要があるのかなと思います。中国での事業展開を拡大し、かつ順調に進めたいのなら、なおさら気にすべき事でしょう。
また、大きな企業ほど、いろんな人がいますので、中国での事業に直接関係のない幹部クラスが、中国事業に影響するような発言をしてしまうことも気にしないと。どこに地雷が埋まっているのか分かりませんね。

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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アサヒビールがこの問題についてのコメントを出しましたが、会社としてではなく、一個人の発言であるという内容であったことから、却って騒ぎが大きくなりそうな感じです。現役役員ではないものの、アサヒビールの肩書きで掲載された訳ですから、一個人の発言だということを理解させるのなら、それなりの説明をしないと、余計に誤解を招くような気がします。会社としての危機管理のケーススタディに使えそう。
アサヒビール商品だけでなく、日本企業、日中合弁企業の商品、パッケージに日本語がある商品までも、撤去したスーパーがあるそうです。もう一個人どころか、場合によっては、アサヒビールだけで対応できる問題ではなくなるかも知れません。
日本語がパッケージにある商品まで撤去とのことですが、おかしな日本語コピーが書かれている、日本製のフリをした中国製のお菓子類まで撤去されたんでしょうか?(笑)
管理人
2005/03/31 23:40
アサヒビールが、この名誉顧問に対し、会社以外の活動に関して、名誉顧問の肩書きを使わないようにと言ったそうです。「つくる会」の賛同者リストの肩書きもアサヒビールでなくなりました。
管理人
2005/04/15 20:48
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